令和3年6月定例会
令和3年6月25日 (一般質問)
笠井浩
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1.富士川が高分子凝集剤に汚染されている実態と富士市民の安全について
(1) AAPの混入した汚泥が富士市内の富士川にも堆積していることが明らかになり、PAC、ポリアミンの混入も否定できなくなったが、
@ 富士市民の生活や健康への影響をどう考えるか。
A 2月定例会での一般質問で富士川上水道に関してAAPに関する水質検査を継続して行うとの答弁があったが富士川上水道、富士上水道の安全性について。
B 松野地区や富士川地区では日本軽金属が発電に使っている導水管の水を農業用水に利用しているが、その安全性について。
C 四ヶ郷用水の安全性について。
(2) 富士市民の不安に応え、山梨県や静岡県の調査結果をはじめ、生態系総合研究所、サクラエビ再生のための専門家による研究会、海洋研究開発機構、東京海洋大榎牧子研究室、産業ロボットメーカーIAI等により様々な研究調査が行われているが、
@ その結果を迅速に把握し、富士市民の安全につなげるために、縦割り行政を超えた調査機関を立ち上げる必要があると考えるがいかがか。
A 今回、AAPやAAM、PACやポリアミンの混入した汚泥が富士市内の富士川にも堆積している可能性があることが分かったが、このことが富士市民に与える可能性のある影響と、市民の不安に応えるためにはどのような調査が必要と考えるか。
(3) 昨年11月定例会での私の一般質問に対し、魚種、魚影について環境面からアプローチする必要があると答えているが、
@ その後の進展について。
A 毎年富士市では子供たちと一緒に稚アユを1万匹富士川に放流しており、放流したアユが健全に育ってほしいと思うがいかがか。
(4) 東駿河湾工業用水道は日本軽金属が発電を終えた導水管の水を活用しているが、
@ その安全性について。
A 本年2月に山梨県早川町と南部町が日本軽金属による取水を制限し、富士川に水を戻すよう県に意見書を提出したが、取水が減った場合の工業用水への影響について。
B 富士川の流量と富士海岸浸食の関係について。
(5) 本年4月16日、衆議院環境委員会での富士川の環境汚染に関する源馬謙太郎議員の質問に対して小泉環境大臣は、静岡県や山梨県から要望や相談があれば、関係する自治体や国交省と連携して環境省としても適切な対応をしたいと答弁している。
県に対し、富士川の汚染問題解決への支援を国に要望するよう働きかけることと、富士市も関係市町と協力して国に要望すべきと考えるがいかがか。