令和3年11月定例会
令和3年12月2日 (一般質問)
小池義治
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1.NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で注目される鎌倉時代初期の史跡について
(1) 「鎌倉殿の13人」に関連した施策を行う予定はあるか。
(2) 市内にある幾つかの鎌倉初期の史跡では(市で管理していないものも含め)案内板の劣化が激しいものも見受けられるが、これを機に改善してはどうか。
2.富士駅北口に建設予定の公益施設を3階建てにする必要性はあるか
(1) 富士駅北口に公益施設を造ることにより、一般公共建築物の延床面積は増加するが、公共施設マネジメント基本方針との整合性をどのように捉えているか。
(2) デジタル技術の進化は急激なものであり、コンピューターがウェアラブル(装着可能)になったり、IoT(モノのインターネット)の進展など、ユビキタスコンピューティング(いつでもどこでもコンピューターが存在し、環境に溶け込むことで消えているように見える)時代に向かう中で、「デジタルをその場所に行って体験する行為」は陳腐で時代錯誤になっていくように思える。都市計画説明会において、公益施設の3階フロアを、子供たちがデジタル体験できる施設とすることを一例として挙げていたが、この詳細について伺う。
(3) GIGAスクール構想により、タブレット端末が1人1台整備され、新学習指導要領でプログラミング教育が必修化されてもなお、児童生徒がプログラミングを学んだりデジタルに触れたりするハコモノ施設が必要と考えるか、教育委員会としての見解を伺う。
(4) アフターコロナの時代、またデジタル変革社会においては、一極集中の都市構造よりも、多極分散の拠点が互いに結びつき全体として補完し合うモデルのほうが、本市に適していると考える。富士駅北口の公益施設3階フロアのコンセプトで示された「子どもの遊び場のほか、プログラミングやものづくり体験のできる学びのスペース、子どもや若者が、交流し多様な活動を展開できる交流スペースや間仕切り可能な多目的室」という機能は、富士駅から徒歩7分の富士市交流プラザや、既に体験館どんぶらを有する道の駅富士川楽座、富士市教育プラザ、まちづくりセンター、児童館など既存施設への追加投資によっては実現できないものか。
(5) 2015年4月策定の公共施設マネジメント基本方針では、「病院は、24時間365日使用している特殊な利用形態であるため、大規模な改修を実施できず、施設及び設備の劣化が進行しています。人命を預かる施設のため、早急に新規整備を含めた更新計画を検討する必要があります。」とある。富士駅北口再開発に対する多額の公費支出と起債の償還は、富士市立中央病院の建て替え時期にも影響すると危惧するが、新病院建設を先延ばししてまで公益施設3階の「遊びと学びのフロア」をつくる必要性は薄いと考え、今後の富士駅北口再開発事業の基本計画策定の中では、2階建て以下とする選択肢も検討するよう提案したい。市長の見解を伺う。