令和2年2月定例会
令和2年3月2日 (施政方針に対する質問)
稲葉寿利
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1.施策の大要第6『人にやさしい便利で快適なまち』をつくるための施策について
(1) 土砂等の埋立てに関する違反行為への対応について、引き続き「埋立て事業者等庁内対策会議」による全庁的な対策を行うとともに、警察等との連携、国や県への法整備などの働きかけをするとのことですが、具体的な対策方法を伺います。
また、連携強化し、厳正に対処するとありますが、どのような対処を考え、早く効果を上げる取組をしていくのかを伺います。
(2) 市街地整備について、「富士駅北口の再開発の事業化を目指し、引き続き準備組合の取組を支援するとともに、道路及び駅前広場の配置検討や導入する公益施設の機能検討など、都市計画決定に向け準備を進める」とのことですが、準備組合の取組の支援とはどのような支援を考えているのか。また、市長は都市計画をどのように想定して進めていくのかを伺います。
(3) 「新富士駅周辺地区における南北間の連携強化及び駅前広場へのアクセス性向上を図るため、『(仮称)駅前通り線』の事業化に向け調査する」とのことですが、何年度までの目標で、どのような構想を持っているのか伺います。
(4) 「新東名高速道路へのアクセス道路である本市場大渕線や、新々富士川橋に関連する五味島岩本線などの早期完成に向け取り組むとともに、国道139号西富士道路の渋滞緩和等を図るため、新たなインターチェンジの設置可能性について、国や県、富士宮市と協議する」とありますが、ここに挙げている全ての道路に関しては多くの市民はもとより、利用者全てが早期完成を望んでいるところであります。これらの道路が開通することにより、富士市内の流通機能が格段に変化すると考えられますが、市長の開通に向けた意気込みを伺います。
(5) 公共交通については、「持続可能なネットワークの構築に向け、『富士市地域公共交通網形成計画』を策定するとともに、交通と福祉の連携による移動支援サービスについて検討し、公共交通の空白地域を対象に、高齢者の移動を念頭においた『地域おでかけバス』の実証運行を実施する」とありますが、どのように持続可能なネットワークの構築を想定し、計画を策定するのか。また、空白地域の範囲はどこまでを対象に地域おでかけバスの実証運行を実施するのか伺います。
(6) 移住・定住については、「『スミドキU−40プラス』を見直し、若者世帯の親との同居・近居を支援するとともに、東京23区等からの移住を促進するため、移住就業支援補助金の交付要件を国の制度改正に合わせて緩和する」とのことですが、具体的な目標人数やPR方法をどのように考え、展開していくのか伺います。
(7) 住環境の向上については、「空き家バンクの登録と利活用を促進するため、空き家リフォーム支援補助金を創設するとともに、引き続き危険空き家の除却を推進していく」とのことですが、利活用や除却についてどのような目標を掲げて進めていくのか伺います。
2.施策の大要第7『市民と創る新たなまち』を築くための施策について
(1) コミュニティ活動については、「地区まちづくりセンターにおける指定管理者制度導入に向け、業務の見直しを進めるとともに、まちづくり協議会との意見交換を重ね、モデル地区を選定する」とのことですが、協議会との合意形成等をどのように進めていくのか伺います。
(2) 男女共同参画については、「性の多様性を尊重する社会の実現に向け、パートナーシップ宣誓制度について検討する」とのことですが、具体的にどのように検討し制度確立につなげていくのか伺います。
(3) 多文化共生については、「増加するベトナム国籍の外国人市民に対する相談体制と多言語情報提供の充実を図るため、国際交流ラウンジのベトナム語スタッフを増員する」とのことですが、どこまでの相談と支援を考えているのか伺います。
(4) 広域行政の推進については、「富士山ネットワーク会議において、図柄入り富士山ナンバープレートの寄付金を活用した事業を検討するとともに、昨年4月に沼津市と設置した『県東部地域二市広域行政連絡会』において、各分野での連携を図る」とのことですが、寄附金を活用した事業を検討するとは具体的にどのような事業を想定して検討するのか。また、沼津市と設置した県東部地域二市広域行政連絡会では各分野で具体的にどのような連携を図っていくのか伺います。
3.「むすび」について
市長は「本格的な人口減少・少子高齢化時代に突入し、様々な課題が顕在化している今こそ、私は、市政運営においても、吉野氏の姿勢から学ぶべきことが多くあるものと感じている」とのことですが、市長は吉野氏のどのようなところに共感し、それを市政運営にどう生かしていくのか伺います。