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令和8年6月定例会
一般質問 佐野 智昭
1.猛暑を気象災害と捉えた熱中症対策の抜本的強化について
(1) 司令塔機能と部局横断的な推進体制について
@ 熱中症対策は環境部、福祉部、保健部、教育委員会、建設部、消防本部など多岐にわたる部局で行われている。これらを統合し、政策を戦略的に推進するための司令塔となる担当部局や特命組織を明確に定め、全庁的な連携体制を構築すべきと考えるがいかがか。
A 本市では、地域気候変動適応計画を富士市地球温暖化対策実行計画に内包して一体的に管理・推進している。しかし、深刻化する熱中症問題に対応するためには、さらに一歩進めて気候変動適応に特化した(仮称)富士市気候変動適応アクションプランを策定し、具体策を加速すべきと考えるがいかがか。
(2) クーリングシェルターの拡充と周知について
@ クーリングシェルターについて、公共施設のみならず、市民の生活圏内に点在するドラッグストア、金融機関、コンビニ等の民間施設との連携を加速させるべきではないか。特に、本市独自の貴重な地域資源であるまちの駅との連携を強化し、市民が気兼ねなく立ち寄り休憩できる場所を大幅に拡充していくべきと考えるがいかがか。
A クーリングシェルターの存在が市民に届かなければ実効性は上がらない。デジタルマップや市公式LINE、防災アプリ「防災ふじ」等を連動させ、現在地周辺のクーリングシェルター位置情報や開所日時、リアルタイムの混雑状況などを分かりやすく発信・周知する、デジタル技術を活用した仕組みを強化すべきと考えるがいかがか。
(3) 教育現場での実効性のある対策について
@ 各小中学校及び公立幼稚園・保育園における暑さ指数(WBGT)測定器の配置・活用状況と、体育の授業や部活動等の実施判断における基準の運用状況を伺う。あわせて、単なる活動中止や制限にとどまらず、日陰の創出や遮光設備の設置など、暑さを緩和して安全に活動を継続するための環境改善も必要と考えるがいかがか。
A 各小中学校や公立幼稚園・保育園の普通教室等へのエアコン設置は完了したものの、日当たりや建物の構造上の理由から、教室ごとに冷え方に差が生じる熱環境の格差が懸念される。市としてこの実態を把握しているか伺う。また、課題が見つかった教室に対し、こどもたちの健康を守るための緻密な追加対策が必要と考えるがいかがか。
B 環境負荷低減の意識醸成と、児童生徒の適切な水分補給を促進するため、市内全小中学校へマイボトル用給水器を順次設置し、教育環境の質的向上を図る考えはないか。
(4) 中長期的な都市環境の暑熱対策について
@ 主要な交通結節点や公園に、ミスト散布装置等の涼を創出するクールスポットを配置すべきと考えるがいかがか。特に、今後整備が行われる富士駅北口地区、新富士駅南口駅前地区、田子の浦港プロムナードゾーンなどにおいては、計画段階からミスト散布装置や日よけ施設を盛り込むべきと考えるがいかがか。
A 歩行者や自転車利用者の熱ストレス緩和及びヒートアイランド現象の抑制のため、今後の通学路整備や主要な歩道などの公共工事において、路面温度の上昇を抑制する遮熱性舗装や保水性舗装等の技術を優先的・標準的に導入していく考えはないか。